《NIPT》イギリス発の新型出生前診断(Genesis Serenity)を受けてきました。受けた経緯、検査当日と結果についてまとめました。

妊娠/出産

今回の第二子妊娠時、私の年齢は36。出産予定時は37歳です。高齢出産の年齢にドンピシャです。高齢出産でのリスクについては、ネット上でたくさん情報を検索できます。基本的には心配を煽る内容ばかりですが・・・。

 

そこで私たち夫婦は思い切って、新型出生前診断を受けることしました。受けることに決めた経緯と、結果が出るまでのプロセスについてまとめました。

 

1. なぜ新型出生前診断を受けるのか

妊娠をするかなり前に、主人と「もし2人目ができたら出生前診断をしよう」と話していました。それはやはり、胎児に障害があるかないかを前もってわかることへのメリットを大いに感じたからです。現在4歳の子供と私たち夫婦の将来の負担や経済面などを考慮した上で、もし重い障害があるとわかれば堕胎することも選択肢に入れることも話していました。

 

とは言いつつ、今回妊娠がわかった時、実は出生前診断を受けることは頭にありませんでした。実際に自分のお腹の中に命が育まれている中で、以前のように客観的に「なんかあったら堕胎しよう」なんて簡単に言えません。昨年自然流産をしてとても悲しい思いをして、それから新たに授かった命を自らの意思で断つことなんてできませんし、むしろ産むまで知りたくないとさえ思っていました。なので、出生前診断のことは私から主人に話さないようにしていました。

 

一方主人は仕事がとても忙しく、出生前診断のことは頭から抜けていたようです。主人からその話を振られることもありませんでした。

 

そのまま妊娠13週を迎えた頃、出生前診断を受けるならそろそろにしておかないといけないなぁと思い、自分の意思だけで受けないことにするのも無責任だなと感じ、「念のため確認するけど、出生前診断は受ける? 受けるなら早めに受けに行ったほうがいいのだけど」という内容で連絡しました。

 

1〜2日考えたのち、主人の答えは「受けたほうが良い」でした。理由は以前から話していた通り、家族一人一人の将来がかかっているので、前もって知り得る情報は知っておきたいから、ということでした。万が一障害がわかったらどうするか、というよりは、安心を買うために出生前診断を受けよう、というスタンスでした。

 

どうしても万が一のことばかり目が行ってしまいますが、前向きな捉え方をすれば確かに受けるのはありかな、と主人に賛同できました。受けるならリスクの少ない新型出生前診断だね、ということで早速予約を取ることにしました。

 

2. どこで新型出生前診断を受けるのか

私が通っている産婦人科では新型出生前診断は行なっておりません。1時間ほど離れたところで新型出生前診断を受けられる病院はありましたが、基本的にそちらの病院で分娩予定の人が対象でしたので、私は受けられませんでした。

 

そこでたまたま見つけたのがこちらのサイトです。

胎児の染色体異常を調べるイギリスの新型出生前診断(NIPT)

 

一般的な新型出生前診断では年齢制限や他にも制限がありますが、こちらのクリニックでは本人が希望さえすれば受けられ、性別も希望すれば分かりますし、自宅から無理なく通える距離でしたので、早速電話で予約を取りました。日曜日のみ採血をするので近い日程で予約を取れるか心配でしたが、最短の日程で予約が取れたのでまず一安心。

 

なお予約の際に、合計金額18万円(税込19万4千400円)を現金で用意し、印鑑も持参するように言われました。また、結果は郵送にするか(別途400円)直接クリニックで聞くかを聞かれました。

 

3. 新型出生前診断当日

子供を両親に預け、東京駅からクリニックへは歩いて向かったのですが、途中でグーグルマップの現在地が正しい位置を示さなくなり(たまにそういうことありませんか?)、同じところをグルグル歩き回りながら予約2分前にようやくたどり着けました。

 

想像していたクリニックの印象とは全く異なり、簡易的な作りでした。待合室にはすでに5組ほどおり、私のように1人で来ている人は少なかったです(インドネシアにいる主人はわたし1人でこちらに向かわせることになって申し訳ないと言ってくれました)。受付では問診票のようなものへの記入や、契約書へのサインをして待ちました。待合室では、すでにカウンセリングの先生の声が壁越しに丸聞こえで、自分のカウンセリング時には声の小さい先生だといいななんて思いながら待ちました。

 

予約時間から45分ほど過ぎた頃、自分の名前を含め5組ほどの名前が一気に呼ばれ、全員が同じ部屋に入りました。なんと合同で説明を受けることになっているのです。先程から丸聞こえだった声の大きい先生から、全員にこの検査についての説明(的中率など)の説明があり(大きい声じゃないと全員に聞こえないのかと気付きました)、その後に質問タイムがありました。みんなの前で聞きづらい場合は、後ほど聞きます、ということでした。カウンセリングというよりは、合同説明会でしたね。

 

個人的には、主人と一緒に行っていなかったのであれこれ聞かれて1人で答えるのはなんか嫌だな、と感じていたので、説明を受けるだけで済んだのはありがたかったです。

 

説明を受けたのち、質問がある人を除いて全員が部屋を出て、採血をするのを待ちました。採血の順番を待つ間にお支払いをします。結果は郵送にしようと思っていたので、合計で19万4千800円(速達便の料金込み)を支払い、封筒に自分の住所を記入しました。間も無く名前が呼ばれ採血をし、それで終了です。あとは、結果が送られてくるのを待つのみです。

 

なお、もし何かしらが陽性の疑いがあって羊水検査をする場合は10万円が別途かかり、大阪のクリニックで対応ができるとのことでした。大阪までの往復運賃もプラスになることを考えると、羊水検査は別の病院に行くしかないなと思っていました。

 

4. 結果が来るまで

こちらのクリニックでは、基本的には採血から10日後、遅くとも12日以内には結果が届くとホームページに記載されていました。実は13日目に主人がインドネシアから1週間帰国することになっていたのですが、結果が早く届いた場合、主人が帰国するまで結果を見ないでいられるか自信がありませんでした。

 

もちろん主人と一緒に封を開けて同時に結果を見たいと思っていましたので、主人がインドネシアにいる間に結果が届いた場合、どうやって一緒に結果を見るか悩みました。facetimeをつないでから封を開けて結果を写すという方法しか思いつきませんでしたが。

 

そんな心配をよそに、実際に結果が手元に届いたのは採血してから13日目でした。この13日がどれだけ長かったことか!

 

結果が届いたその時はすでに主人は日本への飛行機の中だったため、facetimeもできません。仕方なしに封を開けるのをぐっとこらえて主人に会えるのを待つことにしました。

 

5. 結果について

無事に帰国した主人と合流してからそのまま家族3人で夕飯を取りにレストランへ。料理を注文してから2人で封を開けました。中身の紙を取り出すまでとても緊張したのを覚えています。

 

中身は英語と日本語のそれぞれ一枚づつ入っています。実際の結果はこちらです。

結果は一番望んでいたものでした。13.18.21トリソミーはすべて陰性。この結果を見ることができた瞬間、子供が目の前にいるにも関わらず安堵感から泣いてしまいました。性別もわかりました。XYで男の子です。

 

6. まとめ

我が家の場合は、新型出生前診断を受けて本当によかったです。20万円出して、残りの妊娠生活の安心を買ったと思っています。現時点で分かり得る胎児の状況(少なくとも13・18・21トリソミーが陰性であるという事実)が把握でき、おまけに性別も分かったという事実は想像以上の安堵感を与えてくれます。

 

結果が出るまでの間、万が一堕胎をすることに決めた場合はどういう手術をすることになるのか、など色々調べました。実際に中絶手術をするに至った方のブログを見つけ、隅から隅まで読み、涙したりもしました。心の傷が相当深くなるのは避けられないことがよくよく分かりました。今回の結果を受けて自分はその道を辿らなくて良いんだと分かったのは本当にホッとできましたが、そういう道を辿らざるを得なくなった場合の知識を少しだけ得ることができたことは無駄にはなりません。

 

診断を受ける前までは他にも経済面での不安など、ネガティブな要素に目が行っており、心の底から妊娠を手放しで喜ぶことがなかったのですが、今回の結果を受けて一気にパァーッと目の前が明るくなって前向きな気持ちになれたのは事実です。主人が言い出さなければ受けていなかったと思いますが、結果を受けて主人も本当にホッとしている様子がよく分かりましたし、主人念願の男の子であったことが私も嬉しいです。新型出生前診断は我が家にとってとても価値のあるものだったな、と実感しております。

 

そもそも出生前診断については命の選別をして良いのか、など様々な議論があります。しかし、実際に妊娠をして、胎児、すでにいる子供、私たちそれぞれの将来のことを考え納得した上で受けることは、私個人的には前向きに考えて良いのではないかな、と思います。家庭それぞれに事情があるわけですから。

 

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コメント

  1. […] 記事タイトル:《NIPT》イギリス発の新型出生前診断(Genesis Serenity)を受けてきました。受け… 受けた場所:八重洲セムクリニック 受けた年度:不明 NIPTにかかる費用:180,000円※送料・税含まず 検査を受けた際の年齢:36歳 診断を受ける前までは他にも経済面での不安など、ネガティブな要素に目が行っており、心の底から妊娠を手放しで喜ぶことがなかったのですが、今回の結果を受けて一気にパァーッと目の前が明るくなって前向きな気持ちになれたのは事実です。主人が言い出さなければ受けていなかったと思いますが、結果を受けて主人も本当にホッとしている様子がよく分かりましたし、主人念願の男の子であったことが私も嬉しいです。新型出生前診断は我が家にとってとても価値のあるものだったな、と実感しております。 そもそも出生前診断については命の選別をして良いのか、など様々な議論があります。しかし、実際に妊娠をして、胎児、すでにいる子供、私たちそれぞれの将来のことを考え納得した上で受けることは、私個人的には前向きに考えて良いのではないかな、と思います。家庭それぞれに事情があるわけですから。 ブログより引用 […]